信頼関係・しつけ

インコがケージに戻らないときの対処法|追いかけ回さずにできるやさしいコツ

モモちゃん
モモちゃん
ちょっ…もう放鳥の時間終わりだよ~!戻って~~!
あああ~!ぴよすけ、今日も全然ケージに戻ってくれない…!
毎回追いかけっこで、こっちがクタクタなんだけど~!
ぴよすけ
ぴよすけ
ぴよぴよ~♪(まだ遊ぶの~!つかまらないもんね~)
ブンシロウ
ブンシロウ
……姉ちゃん、また追いかけ回してんの?
そんなの、ぴよすけ的には完全に“逃げるゲーム”だって。
ちょっとはやり方変えた方がいいんじゃね。

インコを放鳥して「そろそろお家に戻ってほしいな」と思っても、なかなかケージに入ってくれないことがありますよね。

追いかけ回せば早く戻せますが、それを続けると、手=怖いものケージ=閉じ込められる場所と感じてしまい、信頼関係が少しずつ崩れてしまうこともあります。

この記事では、インコがケージに戻らないときの対処法を、やさしいステップでまとめていきます。「自分からケージに戻ってくれる」習慣づくりがゴールです。

インコがケージに戻らないのはなぜ?

よくある理由とインコの気持ち

インコがケージに戻りたがらない理由は、次のようなものが多いです。

  • もっと遊びたい・飛びたい
  • 飼い主さんともっと一緒にいたい
  • ケージの中が退屈に感じている
  • ケージ=「楽しい時間の終わり」と結びついている

体調不良など「注意したいサイン」の場合

いつもは素直に戻る子が、急に戻らなくなる場合
体調や環境の変化にも注目してみてください。

  • 呼吸が荒い / 羽がふくらむ
  • ケージ内のどこかを怖がって固まる
  • 新しいおもちゃや配置を極端に怖がっている

追いかけ回さずに戻ってもらう基本ステップ

放鳥の前から決めておく「ルール」と合図

スムーズに戻ってもらうには、実は放鳥前からの準備が大事です。

  • 放鳥時間を毎回だいたい同じにしておく
  • 帰るときの声かけ(合図の言葉)を毎回同じにする
  • ケージ付近を「いいことが起こる場所」にしておく

実際に戻ってほしいときの手順

  1. 落ち着いた声で、いつもの合図の言葉をかける
  2. 静かにケージの扉を開けておく
  3. ケージの中に、好きなおやつやおもちゃを少量準備しておくPOINT!
  4. 手や止まり木でそっと入口へ誘導する
🐣 放鳥前から“流れ”を決めておくと、インコが「そろそろ帰る時間だな」と予測しやすくなります。
モモちゃん
モモちゃん
なるほど…その日その日でバラバラだったかも…。ちゃんと合図を決めてあげたほうが親切なんだね~。
ブンシロウ
ブンシロウ
だろ? 人間だって、いきなり「はい終了~」って電気消されたらビビるじゃん。予告があったほうが気持ちの準備ができるだろ。
ぴよすけ
ぴよすけ
ぴよ…(いきなり終わりはびっくりするの)

ごほうびを使った「自分から戻る」練習

ごほうびの3つの基本

「ケージに入ると必ずいいことがある」と覚えてもらうには、
次の3つを意識するのがおすすめです。

  • ケージに入った直後にだけ、特別なおやつをあげる
  • ケージに入っていない間は、そのおやつを見せない・使わない
  • 普段のごはんとは別枠の「ごほうび」として扱う

おすすめの“ごほうび”おやつ

ドライフルーツ入りのクッキーやバードビスケットなど、
特別感のある「おやつ」をいくつか常備しておくと役立ちます。
栄養面にも留意して、安心できるメーカーの製品を選びましょう。


<OVEN FRESH BITES>オーブンフレッシュバイツ/パロットクッキー

自然素材を使ってじっくり焼き上げた、鳥専用の香ばしいクッキー。
原材料はすべてヒューマングレード(人間用食品と同等品質)。
フレーバーも豊富で人気のおやつです。お試しにもちょうどいいプチサイズがGOOD!


<Harrison’s>ハリソンバードフード Nuggies(ナギーズ)

オーガニックペレットで有名な〈Harrison’s〉がつくる安心おやつ。
100%オーガニック素材のひと口サイズで、自然な風味と噛み心地が魅力。
健康志向の子にもぴったりの“ごほうびおやつ”です。


<Lafeber>ラフィーバー・アップル ニュートリベリー/パロット

季節限定の“アップル”は香りのよい特別フレーバー。
人間用グレードのりんごピースを贅沢に練り込んだ甘みと食感が人気。
小さな丸い粒はコミュニケーションごほうびにも使いやすい形です。

※どのおやつも「少量を、ケージに入ったときだけ」にしておくと、
ごほうびとしての特別感が保ちやすくなります。

モモちゃん
モモちゃん
つい「今日もがんばりました~」って、いっぱいあげちゃってたかも…。特別おやつは、ちょっとだけにしておいた方がいいんだね。
ブンシロウ
ブンシロウ
だな。山盛りもらえるなら、そっちが“普通”になっちゃうし。ここぞって時だけだから効くんだって。
ぴよすけ
ぴよすけ
ぴっ♪(でもおやつはいっぱい食べたい~)

ついやりがちなNG行動

強引に捕まえて押し込む

時間がないときなど、つい手でつかまえてケージに押し込みたくなることもありますが、これを繰り返すと「手=怖いもの」「ケージ=嫌な場所」と覚えてしまうことがあります。

暗くして捕まえる

部屋の電気を消して暗くした隙に捕まえる方法も、短期的には戻せますが、毎回それを続けるのはおすすめできません。

⚠️ 暗闇で捕まえる方法は、本当にどうしようもないときの“非常手段だけ”にしておきましょう。
モモちゃん
モモちゃん
……ごめん、前にやったことある…。
暗くしてそ~っと捕まえるやつ…。
ブンシロウ
ブンシロウ
一回くらいなら引きずらないと思うけどさ。
毎回それだと、そりゃ嫌われるって。
ぴよすけ
ぴよすけ
ぴ…(まっくらの中でつかまれるの、ちょっとこわい…)

ケージを「戻りたくなるお家」に

快適な環境づくり

ケージの中が落ち着く場所になっているか、改めてチェックしてみましょう。

  • 怖がっているおもちゃが入っていないか
  • 止まり木の高さや本数はその子に合っているか
  • ケージの置き場所が落ち着ける位置か

🐥 夜は「おやすみカバー」で安心できる空間に


小鳥用おやすみカバーの例
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ケージ内をちょっと楽しい空間へ

ケージの中でも、少しだけ“楽しいもの”・“かじってもいいもの”があると、戻ることへの抵抗感が和らぎやすくなります。


バルサ・スタック

バルサはとても軽くて柔らかい木材なので
カジカジ初心者の愛鳥さんにオススメ
バルサ・スタック


スウィング・リング

ブランコみたいな“食べられるおもちゃ”。
カジカジしながら遊べて楽しい!
スウィング・リング

※怖がりさんの場合は、最初はケージの外に吊るして慣れてから中に入れてあげると安心しやすくなります

モモちゃん
モモちゃん
「お外は思いきり遊ぶ時間」「お家はほっとできて、ちょっと楽しい時間」って感じにできたら、お互いラクになりそうだね~。
ブンシロウ
ブンシロウ
そうそう。ぜんぶ放鳥中に詰め込もうとするから、帰りたくなくなるんだって。お家にも“いいこと”を残しておけばだいぶ違うぞ。
ぴよすけ
ぴよすけ
ぴっ♪(おそともおうちも、どっちも好き~)

おわりに

ケージに戻らないのは、飼い主さんが悪いわけでも、インコがワガママなわけでもありません。

合図ごほうびケージ環境。この3つを少しずつ整えていくことで、「自分からお家に戻る」習慣が育っていきます。

今日できそうなことを、ひとつだけでも。

「インコがケージに戻らない」と悩んでいる方は、
今日のポイントのうちできそうなものから一つずつ試してみてくださいね。

📚 この記事を読んだあとは…

おもちゃ・遊びのヒント

ケージに戻る前に“しっかり遊べた満足感”があると、帰る時間もスムーズになります。遊びの幅を広げたい時は、こちらの記事も役立ちます。
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もっと深く知りたい方へ

インコの行動や気持ちをもっとじっくり学びたい方は、
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