「フライトスーツを着せようとすると、逃げちゃう…」
「うちの子にスーツは無理かもしれない…」
そんな悩みを持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
フライトスーツ(またはバードスーツ)は、鳥が外に出るときや放鳥時に着用する安全な鳥専用のウェアです。
本記事では、特に初心者の方向けに、嫌がられにくいやさしい慣らし方をご紹介します。
なぜフライトスーツを嫌がるの?
よくある「嫌がる反応」とその理由
フライトスーツを初めて見せたとき、「じっと動かなくなる」「飛んで逃げる」「羽を膨らませて警戒する」といった反応はよくあります。これは、“見慣れないもの”に対する自然な防衛本能です。
信頼関係が不十分なまま着せるとどうなる?
まだ信頼が十分に築けていない段階で無理に着せてしまうと、鳥は「捕まえられた」「怖いことをされた」と感じてしまい、その後の関係に悪影響を与えることがあります。
慣らす前に知っておきたい「大切な前提」
無理に着せるのは逆効果
フライトスーツは便利な道具ですが、着るのは人ではなく「鳥自身」。着用に慣れるペースには個体差があります。一度でも無理に着せてしまうと、それ以降の慣らしが難しくなることも。
小さな成功体験を重ねることがカギ
怖がらずに近づけたらごほうび、少し羽に触れられたらごほうび。こうした「小さな成功体験」を積み重ねることが、信頼と慣れにつながります。
小さなことでもできたら、ちゃんと褒めてあげてたのが良かったのよ。
フライトスーツに慣らす5ステップ
ステップ① まずはそっと見せてみる
フライトスーツをケージのそばに置くだけでOK。鳥が「これは危険じゃない」と認識できるまで、数日かけても構いません。
ステップ② おやつと組み合わせる
フライトスーツに近づいたらおやつを与える。ツンツン突いてみたらおやつを与える。そんなふうにして、ポジティブな印象を関連づけましょう。
ステップ③ 体に触れる練習をする
日頃から胸やおなか、脚まわりにやさしく触れる練習を。スーツを着るにはこの感覚に慣れておく必要があります。
ステップ④ 一部だけ着せてみる
片脚だけ通してみる、羽の上にそっとかけてみるなど、少しずつ装着に近づけていきましょう。
ステップ⑤ 少しの時間から始める
最初は数十秒でも構いません。「着たままおやつがもらえた」という体験を積ませることで、だんだんと慣れていきます。
うまくいかないときの対処法
スーツの種類を見直してみる
着せにくい構造や、素材がゴワつくタイプでは不快感を与える場合もあります。軽くてやわらかいスーツに変えるだけでスムーズになることも。
数日休むことでリセットする方法も
鳥が嫌がる素振りを見せたときは、一度練習をやめて距離を置くのも大切です。無理をすると、スーツだけでなく飼い主への信頼感にも影響してしまうことがあります。
何日かリセット期間をとって、ふだん通りのスキンシップや名前を呼ぶ声かけから再スタートしてみましょう。
焦らずゆっくり進めることが、結果的にいちばんの近道になることも多いですよ。
着せ方のコツと、よくある失敗
着せる前の心構えと準備
「絶対に成功させる」と思わず、まずは“嫌がらなければOK”くらいの心づもりで。照明や音など、落ち着ける環境も整えておきましょう。
着せるときの手順と注意点
脚からそっと通し、羽を畳んだ状態で包みこむように装着します。慌てず、声かけをしながらゆっくり行いましょう。
やってはいけないNG対応
強く押さえつける、無理に頭を通す、無言でいきなり装着する――これらはすべて逆効果です。<鳥との信頼関係を損なう行為>は避けましょう。
まとめ|信頼関係があれば自然に慣れていく
フライトスーツは、鳥との信頼関係があってこそ活用できるツールです。
小さな成功体験を積み重ねながら、無理なくペースに寄り添っていくことが何よりも大切です。信頼が育ってくれば、スーツに対する抵抗も自然とやわらぎ、鳥とのお出かけなど、新しい楽しみの扉がひらいていきます。
焦らず、ゆっくり。一歩ずつ進んでいきましょう!
今は平気そうだね♪



